2022.08.05

リリース

動画と、初めてする与太話


お世話になっております、深波です~!

こちらでの記事をどうしようかな~と悩んでいましたが、

言うべきことちゃんとありましたね…😌


7/30に、Youtubeにて歌ってみた動画を出しました!

楽曲は、ピコン様の「君の脈で踊りたかった」です。

君の脈で踊りたかった - Covered by 深波


ぜひお聴きください🙌

すでに高評価や感想、RTなどいただきましてたいへん励みになっております😢💕

これからも精進してまいりますので、見守っていただければと思います🥰





といったところで、なが~くてめんどくさ~い話を一つ。


この曲は深波として活動する前、nanaで2020年に歌ってから今に至るまで分のお気に入りサウンドから外せないくらい思い入れのある曲です。

思い入れというか、悔しさの象徴というか…


nanaはこの2年の間にステレオに対応しましたし、私自身も当時よりは歌唱力ですとか、基礎であるとか、成長してると思っています。

なので昔の曲はどんどんお気に入りリストから外れていくどころか恥ずかしくて聴けないのすらあるんですが…

これだけは唯一残っているんです。

どんなに音質を良くしても、細かな音の処理を気にするようになっても、

上手い方々から前より良くなったと褒められることが増えても、

それでもなんだか2020年のこの歌を超えられている気がしなくて。

今書きながら改めて聴いてみても、なんか良いんですよね。

もちろん高音が当たりきっていないとか語尾の処理がちょっとな~、

とかはあるんですが…なんか、良い。


これってめちゃくちゃ大事なことだと思うんですよね。

な~んか良い。っての。何にも勝ると思います。

技術や環境を詰めても、感覚に迫る歌に至らないこともある。

私は自分の歌が好きなので基本良いものができたら誰よりもリピるタイプなんですが、やっぱり聴き続けているとアラに気づくし…気づいたが最後、だんだんそればかり気になって聴けなくなってきます。

それを繰り返してるとやって来るわけですよ、スーパー卑下タイム。

「こんだけ歌ってなお音当てられないって…」

「音ばっか気にしてフレーズも何もないな…」

「リバーブのかかりもう少し抑えてもいいのに…」

で、

「なんでこれでGO出したんだろう」

となるわけです。怖い。これなかなか抜け出せなくて、泣くし考えるしそういう自分が許せないしでループになる。

でも、2020年に君の脈で踊りたかったを歌った私は、その歌は、そういうのを超えてくるんですよ。

「でも、な~んか良いんだよなこれ」ってので。


長ったらしく書きましたが、今回初めてカバー動画を出すにあたってこの曲を選定した理由の大きいとこは「これをも超えたい」だったんですよね。

前述のとおり私のめんどくさい思考やこだわりを言語化できないポイントでさらっと超えてくるこのサウンドが(自分とはいえ)悔しくて。

もちろん「初めて深波として出すカバー曲だし、自身の持ち味を活かせる曲にしよう!」と何個か選んでいたうちの一つではありました。

ただ並行して録音しながら一曲に絞る作業中、超えたくなったんです。

あんなハモリは原曲にはありません。

めちゃくちゃ洗練された旋律が美しい曲ですし、それを己なりになぞって

表現するのが筋だとは思っています。やりすぎ感はあるし。

でも、あの悔しさや自身に対する怒りも間違いなくここまで歌い続けるエネルギーではあって。

「今の私」に連れて来てくれたこいつらへの敬意と、

ここからまた新たに走り出したい決意でもって歌いました。

穏やかな曲ですが、内心はメラメラです。おう、あついぜ。


ということで構成は同じく、しかし2年前よりもこだわりを詰めに詰めた4分。

楽しんでいただけたら幸いです。


そしてここまで読んでいただいた皆様、ありがとうございます。

これからもいろんな感情を燃やして走っていきたいと思います🔥


深波